今年も金柑がたくさん生ったので収穫しました
奥の瓶に入っているのは、前回仕込んだリモンチェッロが完成したのでお披露目です
うちの金柑は種がたくさんあるのでひとつひとつ種を取り除いて・・・
金柑のマルメラータ(ママレード)を作りました
去年はジェラートやチーズに添えてお出ししたり、タルトにしました。
季節を感じられるほろ苦く甘い味わいが毎年の楽しみになっています。
日本もイタリアも四季折々の旬の食材を楽しむことができる国で幸せですね。冬から春にかけてレモンや金柑が収穫の時期を迎え、同じくらいの時期に、(お店ではお出ししていませんが)毎年お隣の漁師さんからいただく一色産のワカメをぬたにして美味しくいただいて、これまたお隣の漁師さんからいただく一色産のサザエと庭で摘んだふきのとうを合わせてパスタにしたり・・・。庭の恵みや、目の前の海の恵み、旬の食材がお日様や海風に助けられてご馳走になる幸せを噛み締めています。
イタリアンパセリやトレヴィスも庭の畑でこんなに瑞々しく育ちました!
どうやって食べようかな〜!
青木農園さんにお願いしていた白アスパラガスが出てきたそうです。
先日バッサーノで教わってきたことに葉山の息吹きを添えて楽しめそうだな!!!
ポカポカと暖かい日が続いていますね。
リフージョの庭も木蓮と杏の花が満開です。
今ちょうど真っ盛りです
今年も沈丁花がたくさん咲き良い香りを放ちましたが、長期休業のため、毎年沈丁花の香りを楽しみにしてくださっているお客様には申し訳ありませんでした。大変長らくお待たせ致しましたが、無事家族も一人増えまして、4月30日(水)より、営業を再開させていただきます。
ご予約の受付は、4月1日(火)10時半よりお電話にて開始させていただきますので、どうぞよろしくお願い致します。
次回より、ブログはCiao!!Rifugio!!!-2-にアップします。http://ilrifugiohayama2.seesaa.net/ です。
2014年03月24日
営業再開日のお知らせ
2014年02月05日
Della casa
今年は雪が多い館山から仔猪が届きました
早速、解体します!!!
今年初物なので、まずはTボーンとバラ肉を味見する為にカット
庭のローズマリーとローストに。
肉の旨味、脂身の香ばしさ、そして甘味のバランスが最高です
猟師さんが猪をしめた後の処理が完璧なので臭みも全くなく、イベリコ豚にも負けない味わいです
味の確認が済んだので、サルデーニャ仕込みの方法で、プロシュットとパンチェッタを作ります
まずは余分な脂、骨等を取り除きます
日本の塩とイタリアの粗塩をブレンドして漬け込みます
バラ肉にも
おいしくな〜れ おいしくな〜れ と
塩を満遍なく塗します
数日置いてから、胡椒をふります
紐で結わいて・・・
冷蔵庫の中に吊るします
営業している間は冷蔵庫内に食材がたっぷり入っていて吊るす場所がないのですが、お休みしている今だからこそできることです。再開する時には美味しく熟成していると思いますので、楽しみにしていてくださいね!!!
そして毎年恒例の、庭のレモンの収穫とリモンチェッロ作り
今年は豊作です
皮を剥いて(・・・あ〜、良い香りだ!!!)
瓶に詰めて・・・
スピリタスを注ぎます
ナポリに住んでいた時のアパートの大家さん、サルヴァトーレから教わったレシピで作っています
皮から香りや色が抽出されるまで数週間このまま置きます
今年も美味しくできてお客様に喜んでいただけるかな〜と想いを馳せて、思わずニンマリ
先日、師匠である落合シェフが会長を務める日本イタリア料理協会に入会して、新年会に出席してまいりました。日本イタリア料理協会は、ボランティア活動やチャリティイベント、料理講習会などさまざまに活動しています。僕も井の中の蛙にならないよう、できる限りイベントに参加して諸先輩方から色々と教わり、交流を深め、刺激を受けたいと思っています。そしてイタリアで修行した身として、少しでも多くの方に、本物のイタリア料理を知っていただきたいなと思っています。
早速、解体します!!!
今年初物なので、まずはTボーンとバラ肉を味見する為にカット
庭のローズマリーとローストに。
肉の旨味、脂身の香ばしさ、そして甘味のバランスが最高です
猟師さんが猪をしめた後の処理が完璧なので臭みも全くなく、イベリコ豚にも負けない味わいです
味の確認が済んだので、サルデーニャ仕込みの方法で、プロシュットとパンチェッタを作ります
まずは余分な脂、骨等を取り除きます
日本の塩とイタリアの粗塩をブレンドして漬け込みます
バラ肉にも
おいしくな〜れ おいしくな〜れ と
塩を満遍なく塗します
数日置いてから、胡椒をふります
紐で結わいて・・・
冷蔵庫の中に吊るします
営業している間は冷蔵庫内に食材がたっぷり入っていて吊るす場所がないのですが、お休みしている今だからこそできることです。再開する時には美味しく熟成していると思いますので、楽しみにしていてくださいね!!!
そして毎年恒例の、庭のレモンの収穫とリモンチェッロ作り
今年は豊作です
皮を剥いて(・・・あ〜、良い香りだ!!!)
瓶に詰めて・・・
スピリタスを注ぎます
ナポリに住んでいた時のアパートの大家さん、サルヴァトーレから教わったレシピで作っています
皮から香りや色が抽出されるまで数週間このまま置きます
今年も美味しくできてお客様に喜んでいただけるかな〜と想いを馳せて、思わずニンマリ
先日、師匠である落合シェフが会長を務める日本イタリア料理協会に入会して、新年会に出席してまいりました。日本イタリア料理協会は、ボランティア活動やチャリティイベント、料理講習会などさまざまに活動しています。僕も井の中の蛙にならないよう、できる限りイベントに参加して諸先輩方から色々と教わり、交流を深め、刺激を受けたいと思っています。そしてイタリアで修行した身として、少しでも多くの方に、本物のイタリア料理を知っていただきたいなと思っています。
2014年01月31日
イタリア研修旅行- Ristorante Il Rifugio
ヌオーロのイル・リフージョに行くと、故郷に帰ったような気持ちになります。
店内の様子。主要な空港から離れている内陸の町にあるので、アクセスの悪い場所ですが、機会があればぜひ行ってみて下さい。
右端はイナッツィオ。山にキノコや山菜(野生のアスパラガスやフェンネル)採りに連れて行ってくれたりする、世代を超えた友人です。向かって右隣にいるルチアは僕の修行当時サービスを担当していて、楽しく仕事をした仲間です。子供を連れて葉山にも遊びに来てくれたり、家族ぐるみの付き合いです。
あれも食べろこれも食べろといつも色々出してくれますが、毎回楽しみなのが、山の前菜。山羊のチ−ズに栗の蜂蜜がけや猪の生ハム・・・格別にウマい!
イタリア人は本当に食事の楽しみ方が上手で、僕も毎回食べるのと喋るのに夢中になってあっという間に時間が経ってしまいます。
ヌオーロ風トリッパ
アウトゥンナ(サルディーニャに自生しているエリンギ茸のようなキノコ)のタリアテッレ
左:コルドゥラ(羊の腸を巻いてローストしたもの) 右:アウトゥンナのソテー
フィリンデゥ
最終日には、お世話になった御礼にお寿司と天ぷらをイル・リフージョのコックと他のレストランの勉強熱心なシェフ達と一緒に作って友人達を、お・も・て・な・し! 最近イタリアは健康ブームで、都会以外でも和食が大人気です。
ヌオーロのRistorante Il Rifugioの大切な家族と。
この店との出会い、ここでの生活がなければ今の僕はありませんでした
日本への直行便はないので、帰りは一度ローマに飛びます。
オルビアに住んでいる友達がわざわざ(往復200kmくらいあるのに)車でヌオーロまで迎えに来てくれオルビアの空港まで送ってくれました。
オルビアといえばコスタスメラルダの高級ビーチリゾートで有名ですが、昨年の大雨で多大な被害を受けました。僕も心配で電話連絡はしましたが、来て改めて被害の凄さを物語るかのように今でも道路に泥まみれで放置された車があったり、住居が水浸しになった状況を目にしました。友達の彼も車は水浸しでもう使えなくなり、家は3階にあったので大丈夫だったそうですが、1階の人達を救助したそうです。(そんな事があったばかりなのにも関わらず、お父さんの車でこの笑顔で見送りしてくれました)
予期していないことが起こっても人と人が手を取り合い困難に立ち向かう姿をここサルディーニャでも目にしました。
今回もとても良い経験が出来ました!!
料理を勉強するだけでなく、生活する(食べていく)上で必要なことを見ることができた気がします。
そして生産者の思い、その物が生まれる過程や、それぞれの方の生活も垣間見ることができて、今後はただ食材を調理するだけでなく深い想いでこの職に携わっていけそうです!!
この旅でお世話になった皆様、ありがとうございました。
店内の様子。主要な空港から離れている内陸の町にあるので、アクセスの悪い場所ですが、機会があればぜひ行ってみて下さい。
右端はイナッツィオ。山にキノコや山菜(野生のアスパラガスやフェンネル)採りに連れて行ってくれたりする、世代を超えた友人です。向かって右隣にいるルチアは僕の修行当時サービスを担当していて、楽しく仕事をした仲間です。子供を連れて葉山にも遊びに来てくれたり、家族ぐるみの付き合いです。
あれも食べろこれも食べろといつも色々出してくれますが、毎回楽しみなのが、山の前菜。山羊のチ−ズに栗の蜂蜜がけや猪の生ハム・・・格別にウマい!
イタリア人は本当に食事の楽しみ方が上手で、僕も毎回食べるのと喋るのに夢中になってあっという間に時間が経ってしまいます。
ヌオーロ風トリッパ
アウトゥンナ(サルディーニャに自生しているエリンギ茸のようなキノコ)のタリアテッレ
左:コルドゥラ(羊の腸を巻いてローストしたもの) 右:アウトゥンナのソテー
フィリンデゥ
最終日には、お世話になった御礼にお寿司と天ぷらをイル・リフージョのコックと他のレストランの勉強熱心なシェフ達と一緒に作って友人達を、お・も・て・な・し! 最近イタリアは健康ブームで、都会以外でも和食が大人気です。
ヌオーロのRistorante Il Rifugioの大切な家族と。
この店との出会い、ここでの生活がなければ今の僕はありませんでした
日本への直行便はないので、帰りは一度ローマに飛びます。
オルビアに住んでいる友達がわざわざ(往復200kmくらいあるのに)車でヌオーロまで迎えに来てくれオルビアの空港まで送ってくれました。
オルビアといえばコスタスメラルダの高級ビーチリゾートで有名ですが、昨年の大雨で多大な被害を受けました。僕も心配で電話連絡はしましたが、来て改めて被害の凄さを物語るかのように今でも道路に泥まみれで放置された車があったり、住居が水浸しになった状況を目にしました。友達の彼も車は水浸しでもう使えなくなり、家は3階にあったので大丈夫だったそうですが、1階の人達を救助したそうです。(そんな事があったばかりなのにも関わらず、お父さんの車でこの笑顔で見送りしてくれました)
予期していないことが起こっても人と人が手を取り合い困難に立ち向かう姿をここサルディーニャでも目にしました。
今回もとても良い経験が出来ました!!
料理を勉強するだけでなく、生活する(食べていく)上で必要なことを見ることができた気がします。
そして生産者の思い、その物が生まれる過程や、それぞれの方の生活も垣間見ることができて、今後はただ食材を調理するだけでなく深い想いでこの職に携わっていけそうです!!
この旅でお世話になった皆様、ありがとうございました。