イタリアにはそんなに大きな日系スーパーはなく、日本の食料品を揃えるのは大変ですが、さすが日系の方の多いカリフォルニアには大きな日系スーパーもあり、こんなに立派におせち料理が準備できるんですね。
昨年日本のニュースでも取り上げられていた引退したスペースシャトル「エンデバー」がロサンゼルスの博物館で公開されているということで、見に行ってきました。大きくて、思っていたより傷だらけで、圧巻でした。
僕もエンデバーのように広い世界へ羽ばたけるようにエンジン全開で行くぞ!!!の決意のポーズです。
港では、引退した客船が公開されています。そしてその手前にはアイススケート場が設営されていて、実は昔マイシューズを持っていた僕、久しぶりのアイススケートを思い切り楽しみました。アメリカの方々と一緒に滑っていると、老若男女、人生の楽しみ方を知っている人々だなぁ、と感心します。アメリカやイタリアと比べると、日本は今、室内にいても屋外にいても、ずっと下を向いてスマートフォンなどの画面を覗き込んでいる人が多いように思うんです。顔を上げて、空を見ようよ、空間を楽しもうよ、一緒にいる人を、目の前にあるものを見つめようよ、味わおうよ、会話を楽しもうよ!!!と叫びたくなってしまうのは、僕だけでしょうか?(すみません、年明けから説教臭くなってしまいました。そういうわけで、リフージョの店内では極力電源を切っていただいております。)
葉山でもよくバーベキューをやる僕ですが、アメリカの肉を豪快に味わいたく、カリフォルニアでもバーベキューをしました。赤身が美味しいアメリカの牛肉と、ニュージーランドの子羊のTボーン、そしてサルシッチャです。バーベキューは、焼くだけですが、旨味を逃さないように、その肉のもつポテンシャルを最大限に引き出した状態に仕上げるように焼くのはなかなか難しい、奥深いものだと思います。
もし2段あるバーベキューセットをお持ちでしたら、肉の塊は、ある程度表面を焼いて肉汁を中に閉じ込めたら、アルミホイルにくるんで上段に置いておけば、余熱でうまい具合に火が通りますし、ねかせることが出来ます。その間に下の段で魚介を焼けば、同じタイミングで仕上がって、焼く係の人も一緒に食卓を囲むことができますよ。
旅先では、必ずスーパーに立ち寄ります。その国、その地域で食べられている野菜や肉や果物や加工品などを見ることができて興味深いので、飽きずに何時間もぐるぐる見て廻ってしまいます。昨年も、関西に旅行に行った時に、スーパーの魚の棚に太刀魚がたくさん並んでいるのでびっくりしました。佐島漁港ではとれたてを買えますが、関東のスーパーで太刀魚が並んでいることを見ることは滅多にありませんからね。そういう具合に、色々と興味深い発見があるんです。特にカリフォルニアは、庶民的スーパー、高級スーパーの他に、日系スーパー、韓国系スーパー、中国系スーパー、ペルシャ系スーパーなど、本当に種類が豊富で、置いているものも様々で、勉強になりました。
義妹の友人がサンフランシスコの漁港で働いていて、活きたロブスターや鮪、サーモンを直送してくれました。
お世話になっている方々を招いてパーティーをするとのことで、早速ロブスターを解体します。
爪はサッと茹でたらすかさず氷水へ。殻を剥いたら、水につけてはいけませんよ。旨味が流れ出てしまいます。
甲殻類はやっぱり活けが一番です。
殻と味噌を煮込んでビスクを用意。
イランの方からいただいた上質なサフランで香り付けをしました。
イタリア料理が大好きだとおっしゃるので、パスタのためにソースも準備。
サーモンはカルパッチョとマリネにします。
大きなマグロはさばいてシチリア風タタキに。
ロブスターの爪のサラダ
前菜に生ハム、サラミ、水牛のモッツァレラ、オリーブと定番のトマトのブルスケッタ、鶏レバーのパテも並んでゲストの到着を待ちます。
欧米では、ホームパーティーに呼ばれたら、5分〜10分遅れていくのがエチケットです。皆さん10分〜30分遅れてご到着、なんと全員揃ったのはパーティー開始時間から約1時間後でした。温かい料理は後から調理することにしておいてよかった!
これがシチリア風マグロのたたき。松の実もレーズンもトマトもオレンジの皮も赤玉葱もジューシーです。カリフォルニアは新鮮な食材が豊富ですね。
これは庭で育ったバナナ。後ろに僕が立つことで、大きさをお分かりいただけますでしょうか?
庭でバナナが育つなんて、すごいですよね。陽射しの強いカリフォルニアならではですね。
ねっとりと甘くかつ酸味も適度にあるので、これはチョコバナナにしない手はない!!!
子供の頃、屋台のチョコバナナが大好きでよく買ってもらって食べていたのを懐かしく思い出しながら作りました。
食事とワインで皆さんだいぶお腹がいっぱいになっているので、一口サイズに仕上げました。
自宅でとれたてのバナナと良いチョコレートを使ったチョコバナナ、こういうのを本当のご馳走というのかもしれません。
これは、ペルシャ系のマダムが作ってきてくださった鶏の炊き込みごはんです。
鍋で米を炊くそうですが、なべ底に、ペルシャの薄いパンを敷くのだそうです。それでできるおこげが、まわりに飾ってあるパリパリのもの。このパリパリは大人気であっという間になくなってしまいました。どこの国の方もおこげが大好物なんですね。
サフランやターメリックなどのスパイス、レーズンやナツメの使い方など、とても勉強になりました。
ペルシャの家庭料理以外にも、メキシコ料理を食べに行ったり、ベトナム料理を食べに行ったり、ボローニャ人のおじさんがやっているイタリア料理店にも行きました!相手がアメリカ人でもおかまいなしにイタリア語をしゃべるおじさんと彼の作る料理は大人気のようで、繁華街にあるわけでもないのに、次から次へとお客さまが足を運んでいましたよ。
さて、パーティーで使い切れなかったロブスター、贅沢な食べ方をしてしまいました。
さてなんでしょう?
正解はエビフライです!大きいのに大味でなく、味も香りもあって、美味しかったです。ご馳走様でした。
海岸でビーチバレーを楽しむ少年たち。全身で楽しむ人たちを眺めることで、心身のリフレッシュができました!
ちなみに、僕の誕生日は1月9日なのですが、カリフォルニアを発ったのが1月8日の真夜中過ぎ(日付は1月9日の0時)、日本に着いたのが1月10日の午前5時。なんと生まれて初めて誕生日が機内だけで終わってしまいました!でも年越しを日本とカリフォルニアと2度楽しめて、充実した年末年始となりました。
っていうか、何と私と同じ誕生日です(笑)
ステキな年末年始ですね〜私も海外で年越ししたくなりました。
今年こそはお店行きた〜い!